三助稲荷神社の梵天行事

2020年1月3日
元旦深夜に行われた、八郎潟町の一日市裸参りから2020年の伝統行事鑑賞をスタートさせた訳だが、新年2件目にして早くも梵天行事の登場となる。
横手市大森町の「三助稲荷神社の梵天行事」がそれだ。
冬~春先にかけて県内の至るところで梵天が行われるが、三助稲荷神社は県内で最も早く開催される梵天らしい。
何でももともと1月第三日曜日開催だったのが(「秋田の祭り・行事」にもそう書いています)、紆余曲折を経て現在は毎年1月3日に固定されたそうだ。
若勢たちの勇ましい姿を見て、正月休みのだらけた気分を吹き飛ばそう!という意図は別にない。
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一日市裸参り2020

2020年1月1日
2019年最後の行事、能代のナゴメハギ鑑賞後にその足で向かったのが、今回紹介する八郎潟町の一日市裸参り
毎年1月1日0時に始まる行事で、新年最速の行事ともいえる。
管理人は2017年から4年連続の鑑賞 - 大晦日のナマハゲ行事との抱き合わせと言ってしまえば、まあその通りではあるが、勇猛な男たちが凍てつく冬の夜に、一日市の町なかを駆け抜ける見事さは一見の価値がある。
ということで、今年も迷わず八郎潟へ足を運びました。
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能代のナゴメハギ

2019年12月31日
前回の記事「角館祭りのやま行事」から2ヵ月半以上が経過した。
夏・冬に比べて数は少ないものの、その間ぽつぽつと伝統行事やお祭りが行われたが、都合が合わずどれも見に行くことが叶わず、そうこうしているうちに年の瀬を迎えてしまった。
そして年の瀬といえば、男鹿のなまはげ!ということになるのだが(3年連続で鑑賞しているし)、今年は趣向を変えて能代で大晦日を迎えることに決定。
目的は能代市浅内で行われる「ナゴメハギ」。男鹿のなまはげ同様の来訪神行事であり、なまはげ類似行事の中では男鹿に次ぐぐらいの県内知名度を誇る(と勝手にランキング)。
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角館祭りのやま行事

2019年9月9日
情緒たっぷりの盆踊りを数多く鑑賞した8月が終わった。
秋から冬にかけて伝統行事の開催数が減っていく時期でもあるのだが、9月初旬~中旬にかけてはそれなりに行事が目白押しだったりする。
そのなかで、おそらく最も規模が大きいであろう行事に今回初めてお邪魔した。
国指定重要無形民俗文化財、そしてユネスコ無形文化遺産でもある、仙北市「角館祭りのやま行事」。角館では「お祭り」といえば問答無用にこの行事のことを指すのだという。
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