高岩神社裸参り

2020年2月8日
例年にないほどの少雪のなか、2月を迎えてしまった。
2月と言えばもちろん小正月行事。今年はどの行事を見に行こうか?と一人で盛り上がるのが毎年のルーティンなのだが、これほど雪が少ないと興奮に水を差された感が否めない。
やはり冬の行事は、冬の景色の中で行われてこそ映えるのであって、「今年は雪が少なくてラッキー😁」なんて冬の行事はそもそもないのだ!この秋田には!

と、冒頭からエラそうに一席ぶってしまったが、冷静に考えるとこの行事に限っては雪が少ない方がいいんじゃないか?と思えないこともない。
― 裸参り ― 真冬の冷気の中、褌一丁の男たちが寒さと闘いながら神社へお参りをする勇壮な行事で、県内では割と多くの場所で行われているポピュラーな行事だ。
見ている方はともかく、真冬の寒空の下、ほとんど素っ裸に近い恰好の裸参り参加者にとっては、1℃でも気温が上がってくれた方が多分有難いだろう。ということで、今回お邪魔したのは能代市二ツ井町の「高岩神社裸参り」
管理人は初めての鑑賞になるし、二ツ井町にはたびたび訪れる機会があったが、行事の行われる荷上場地区に行くこと自体初めてだ。

当日。先に書いたように、この冬はほとんど雪がない異例の年となったが、行事の数日前にやっと積もり始めて、行事当日には例年並みとはいかないまでも、少しは冬らしい景色に変わっていった
真冬ならではの行事風景を思いを馳せながらも、参加者の皆さんはたいへんだろうな、などといろいろ考えつつ、19時の行事開始時間に合わせて17時に自宅を出発。
真冬の悪路と悪天候の中、80km先の荷上場地区を目指すのに2時間では足りなくないか?とうっすら不安だったが、悪い予感が的中。
国道7号を使っていたのでは行事開始に間に合わなさそうという事で、途中五城目八郎潟ICから秋田道に乗り、一気に北上。二ツ井白神ICから国道7号に再度乗って会場を目指すが、ICを降りたあたりで19時を迎えてしまった。凍てつく寒さの中、参加者を褌姿のまま待たせておくわけにはいかない、という配慮もあるのだろう、裸参りは一般的にタイムスケジュールに厳格だ。これはヤバい!
結局会場近くの駐車場に着いたのは19時10分。駐車場とは言っても、奥から車を詰めて止めるだけのただの広いスペースで、管理人が最後の到着者だったらしく駐車スペースの一番手前に車を止めて、会場となる藤琴川河川敷へと向かう。急げ!!💨

すでにたくさんの観客が集まっている。
後日読んだ秋田魁新報の記事によると今年は12人が参加したそうだが、すでに半分以上の参加者が高岩神社へのお参りを開始したようだ。ということで残り数人がこれから裸参りを始めよう、という場面からの鑑賞開始となった。

ここが参加者が水垢離を行う場所です。

藤里町~能代市二ツ井町へと続き、米代川へと合流する藤琴川。その一地点が水垢離会場となっている。
川中に立つ厳かな篝火と、川岸の荒々しいフォントの「荒行」の看板が水垢離の厳しさを盛り上げている。
本来は「裸参り」と呼ぶぐらいなので、神社へのお参りがメインの行事だが、水垢離の場面が特徴的過ぎて最早行事のクライマックスのようになっている(この行事を紹介しているサイトを拝見すると、大体水垢離の写真が使われていますし)のが、この裸参りの特徴だ。
また、必死の形相で水垢離をする参加者とは対照的に、たくさんのギャラリーが参加者へ声援をとばす、賑やかで和気あいあいとした場面でもある。

ということで水垢離です💦

真冬の藤琴川に膝までつかり、手桶に川の水を汲んで掛け声一発、頭から水を被る。
いくら今年は雪が少ないとはいえ、こればかりは冷たいに決まっている。水垢離とは「神や仏に祈願したり神社仏閣に参詣する際に、冷水を被り、自身が犯した大小さまざまな罪や穢れを洗い落とし、心身を清浄にすることである(←wikipediaより)」ということで、主に参詣前に己のこころを清めるために行う、とされているが、冷水を数度浴びることで毛細血管が収縮し、体熱が外に逃げるのを防いでくれるという実利的な面も見逃せない。

続いては二人組で挑戦。水垢離前のスピーチで観客を楽しませてくれてました。

続いては、北海道からご参加の男性


こちらの男性は10年近く参加を続けられているそうで、スピーチで「行事が近づいてくると、二ツ井町観光協会から『今年はどうしますか?』と電話がかかってくるんです」と披露して、皆を笑わせてくれた。
なお、この裸参りに3年続けて参加すると願い事が叶うと言われているそうで、こちらの男性は参加年数から計算すると願い事が3回は叶えられていることになる(あくまで計算上ですが)😁😁😁

そして最後の男性が水垢離


これまで鑑賞してきた県内の裸参り行事の記事化の際、いろいろ調べたので何となく分かったのだが、裸参りの特徴の一つとして修験との結びつきという点が挙げられると思う。
かつての修験僧たちが行った裸参りが俗世のものとなり、それが地域の行事へと徐々に変わっていったというものだ。
ここ高岩神社についても、少し調べたところ「高岩山は鎌倉時代末期から行場としての働きをしていた。この地区の中心となる霊場として、多くの修行僧がこの山で修行を行っていたとされる(←wikipediaより)」ということで、修験道との関わりがある可能性は高いと推測する(因みにwikipedia版高岩神社の解説がめちゃくちゃよく調べられていて、とても分かりやすいです。是非ご一読ください)。
なお、この行事は昭和30年代に一度途切れたが、平成の世になってから復活を遂げた行事でもあり、太平洋戦争中は武運長久、必勝祈願のためだったものが、現在は家内安全を祈願するものとなっているらしい。

水垢離が全て終了。行事開始の定刻に間に合わなかっただけに、クライマックスたる水垢離の場面を見れないんじゃないかと思っていたが、計5名の男性が厳冬の川中で身体を清める場面を見れて、まずは御の字と言うべきだろう。
藤琴川の川べりに集まっていたギャラリーの大半が散開したが、「この後裸参りは高岩神社へと移ります。是非そちらのほうもご覧ください」との場内アナウンスが。当然そちらも見に行きますよ~、と駐車場へ戻る。最も遅れて来場したおかげで管理人の車が一番手前に止まっているわけで、移動する群衆の中でトップランナーとして神社へ向かうことができた💨❗❗

移動中に捉えた、裸参り参加者の姿。頑張れ~\(>0<)/

秋田魁新報の記事によると、参加者がお参りする際には「さい銭を脇の下に挟み」「神社までの道のりは無言で走るのが習わし」ということで、こちらの参加者も腕を組みながら、うつむいた姿勢で小走りに駆けている。
なお、藤琴川~高岩神社までは4kmの距離とのこと。決して長距離ではないが、かと言って簡単に走り切れる距離でもない。
しかも、参加者はマラソンランナーのように腕を振って走れるわけでもないし(さい銭が落っこっちゃいます)、足元は雪道ということで、単に距離数だけでは表し切れない、難儀なお参りであることには間違いないだろう。

車を少し走らせると暗がりのなか、右手側に神社の方向を指し示す看板が見えてきた。
付近に路上駐車して、神社へ向かうべくそちらの方へと向かう。だが、それにしても‥ 暗い!真っ暗だ!!暗すぎて周囲がよく見えず、鳥居すら至近距離まで近づいてようやく認識できたほどだ。
さらに鳥居をくぐると上り坂になっていて、そこを参道が延々と続いている。途中ところどころに雪灯籠が作られていて、それが目印っちゃあ目印にはなっているが、辺りを照らすほどの明るさはなく、ひたすら闇の中を行進する感じ。しかも、参道入口に一番乗りで着いちゃったため、他に人影は見当たらないし(鳥居をくぐってすぐにお父さんと小さなお子さんの二人連れを追い越したが、それ以外は全く誰とも出会わなかった)、さっき車で追い越した参加者の方は、管理人が車を止めている間にさっさと鳥居をくぐって先に進んでしまったようだ。
普通に進んでいけば高岩神社に到着するはずだが、こんな真っ暗な先に神社があるとか人がいるとか信じられないし、裸参り一行はこんな暗闇の中駆け抜けていったのか!これはヤバい❗❗ということで、こんな様子でした(マジで真っ暗です)↓

なんか怖えなあ、と不安な気持ちを抱えたまま鳥居をくぐったものの、ほぼ真っ暗な景色が続く。
ビビりにかけては人後に落ちないと自負する管理人的には、それはそれで大問題なのだが、それ以上に切実な問題もあった。
上り坂、結構急だな!
これ、本格的な山登りコースだよな?ってぐらいに上りが続いており、歩き始めて5分と立たないうちに汗だくになってしまった。
まさかこんな真冬の屋外でゼエゼエ喘ぐことになるとは思ってもいなかったし、一息入れようと歩みを止めると周囲の暗がりと静寂がなんだか不気味だし。。。と、まさに「進むも地獄退くも地獄」みたいな様相になってきた。

道中、ボーッと薄明るくなっている地点を発見。「おおっ、高岩神社に着いたか!」とぬか喜びしたものの、全く違った。

後で調べたところ、先ほど紹介したwikipediaでは「五輪堂」と呼ばれているお堂だった。中には三基の石塔が納められていて、wikiでは「鎌倉時代末期から室町時代初期に作られたと推定されている石塔。材質は男鹿半島西海岸の加茂の流紋岩である」と紹介されていた。

五輪堂の仄かな明かりに少し不安も和らいで再び歩を重ねるが、またもや暗闇の世界に逆戻り(T A T)


↑の写真は設定をいじって撮ったので、なんとなく明るく見えるが、実際には真っ暗。゚・(>Д<)・゚。
考えても見てほしい。凍てつく冬山のような、しかも全く知らない場所で一人で上に上にと進んでいく怖さを❗❗
「そんな怖いんなら、引き返せばいいじゃねえか」と思うが、結構な距離を頑張ってのぼってきたので、ここで戻るのはもったいない。じゃあ行けよ、という心の声に従ってトボトボと歩いているわけだが、これは怖すぎる。怖すぎて死んでしまう!!

3~40分ほど歩いただろうか。暗闇の恐怖と、終わることのない上り勾配で、いろいろ限界に近付いてきた管理人の目にポツポツと明かりが灯る光景が見えてきた。そして、近づくにつれて明かりの数が増していく。


おーーーーーーーーーーーっ!!めっちゃ幻想的で綺麗じゃないですか😆😆どうやら高岩神社本堂のすぐ近くまで来たようだ。
そして、管理人の目の前に広がる灯りは、裸参りに合わせて行われる「万燈夜」。wikiで「参道からの山肌にかけて雪灯籠をともし、東日本大震災の犠牲者追悼と早期復興を祈願するものである。雪月夜にあたり一面に輝く雪灯篭の神秘的な風景が現れる」と紹介されている通りの美しい眺めだ。
真っ暗闇の中、恐怖と疲労感を抱えて沈んだ気持ちで歩いてきた後にこの風景は眩しすぎます!!

そして、どうにか高岩神社に到着。ふ~っ、ようやく着いたー😂漆黒の闇を乗り越えて、辿り着いた先は鮮やかな光に満ちた別世界だった!っていうのはちょっと大げさすぎるか。

霊泉大師水 - wikiで「慈覚大師が水を飲んで目を洗った清霊の泉とされる」と紹介されている、目洗水のことだろうか。

雪灯籠に囲まれた参道を上っていくと、間もなく本殿だ。

ついに到着


ひたすら上り坂を進んできた、その奥にそびえ立つ本殿。まるで戦国時代のお城のようで、その佇まいは厳然としていて申し分なくカッコよく、京都清水寺を思わせる舞台造りが特徴的だ。
二ツ井町史では「本殿は高岩山頂上近くにあり、急坂に屹立しているが、この付近の巨巌や洞窟をめぐる杉の大樹は、そぞろに神域の感を深らしめる。境内は斜面をなしているのが特色で、付近には七不思議があり、旧跡多く、伝説が豊かである」と紹介されている。
パワースポットブームの流れで観光客が増加の一途をたどり、そこから派生した御朱印ブームなる新たなトレンドを生み出すほどに一般化されてきた日本古来の神社。多くの人はそこに「癒し」「ヒーリング」といった要素を求める訳だが、この急峻な地形にそびえ立つ高岩神社にはそういった俗化を拒むかのような、厳しさを感じ取ってしまう。こんな凄い神社だとは思わなかった。

本殿を支える柱脇の階段を上ります。


本殿の中では、裸参り参加者を前に神事が執り行われている。
この行事は平成時代に入ってから復活したと先に書いたが、近年は二ツ井町内外問わず、参加者が増加傾向にあるそうだ。
数年前には外国人の方も参加されたそうで、能代(二ツ井町)の冬の密かな人気コンテンツに成長した感もある。
そんななか、秋田魁新報には参加者の一人である、地元高校生のコメントとして「昨年は終わった直後に『二度とやるか』と思ったが、当日が近づくにつれ、参加しようという思いが強くなった。寒かったが、何とか走り切れた」と掲載されていた。
「二度とやるか」の部分に偽らざる本心がストレートに表れていて、思わず笑いそうになったが、寒いしキツいし疲れるし‥と苦行の連続に一旦は嫌気が指すものの、結局は昨年と同様に参加してしまう。これが裸参りの魅力なのだろう。

続々と観光客が集まってきます。


本殿の後ろでは焚火が観光客を暖めてくれる。
汗だくだった管理人も、とっくに汗がひいてしまって寒くなり始めていたので、これは本当にありがたい。身も心も暖まるぅ💖
ここは「古毛里岩(こもりいわ)」と言われる岩の脇のスペースで、wikiでは「高岩神社本堂の裏側にあり、参拝の人々がたき火をして暖を取ったとされる所。篭岩ともいう」と紹介されている場所だ。
神社とその周辺には、いにしえから語り継がれている言い伝え、旧跡が数多く残されており、歴史ロマンを強く感じさせてくれる。
wikiでも数々の逸話や伝承を紹介しているが、かつては高岩山の麓にあった梅林寺には室町時代の武将「浅利勘兵衛」に関する逸話も残されている。
二ツ井町史では「延享年中地下から発掘した三重の棺に美少年が絹布につつまれて端坐していた。棺を開くと死体が忽ち崩れて骸骨に化した。これは足利の頃、高岩山に籠っていた浅利家の重臣額田甲斐守に身を寄せていた若君則章が18歳で夭折したといわれているが、それであろう」と記されていて、高岩山周辺の神社仏閣にまつわるミステリアスな伝説の一つとなっている。

本殿から見下ろす万燈夜の様子。これがまた綺麗


古毛里岩以外にも、神社の周辺には様々な名称を持つ岩が数多くみられる。
wikiからの引用となるが‥
権現岩(ごんげんいわ)-古毛里岩の上にあり、四岩からできている。権現様の頭を納めているのでこの名前がついている。
男御殿岩 - 金剛界大日如来を祀る。高岩山では最も巨大な高さ20丈と言われる岩である。昭和初期、北海道の漁場で大成した人がこの岩に鉄の鎖をつけ、この岩の山頂まで登ることができるようになった。
女御殿岩 - 胎蔵界大日如来を祀る。
籠目岩 - 男御殿、女御殿岩のふもとにある。籠目に似ている穴があり、参拝の人が銭を放って入るときは祈願成就の証とされていた。
といったように、様々ないわれを持つ奇岩、巨岩が目白押しで、それらを見るだけでもここに来る価値がありそうなぐらいだ。
夜の暗さのなか、それらの岩をつぶさに見ることはできなかったが、おそらく太陽の下であれば圧巻の光景を見せてくれたに違いない。

本殿内には入れなかったものの、周辺を20分ぐらい見て回ったのち、神社をあとにする。

舞台造り構造の本殿、333mの低山ながら広い登山道が整備された高岩山(神社手前までの登山道は車の往来が可能なぐらい広く、車で上ってくる方も結構いました)など、想像以上の素晴らしい環境だった。
暗がりと不安感のため、登山道周辺の風景をじっくり見ることはできなかったが、多くの巨岩、奇岩や七廻杉(7回杉のまわりを周ると願い事が叶うと言われている巨木)など、かなり見どころの多い山登りスポットのようだ。
現地の方から「神社のあるあたりは高岩山の中腹ぐらいだよ。高岩山の頂上まで登って、きみまち阪のテレビ塔のほうへ縦走する登山客も多いぞ」と教えていただいた。今度、挑戦してみよう。

美しい雪灯籠の光景


感動モノの絶景だが、現地の方によると、今年は少雪の影響で雪灯籠を作る山肌のところどころに岩が露出していたため、例年よりかなり雪灯籠の数が少なかったらしい。マジですか!管理人的には十分綺麗だし、全く問題なしとしか思えませんが!
また、時間が経過するにつれて、雪灯籠が熱で融け出し、蝋燭の炎がむき出しになって、それこそ山全体が燃えているように明るくなるそうだ。それは凄い!一度見てみたい!!
雪灯籠は通常、1日半ぐらいを費やして作られるそうだ。
高岩神社関係者や、地元荷上場の方々の熱意やら地元愛が伝わってくるような美しい光景だし、よりたくさんの人に見てほしいお勧めの絶景です👍👍👍

管理人は山を下り始めようとしているが、まだまだたくさんの観光客が神社へと向かっている。


「万燈夜」は裸参りに合わせて催される観光イベントだが、八木透さんという方の著書「日本の民俗信仰を知るための30章」には、京都大文字焼きに見られるような送り火行事について、以下の説明がなさられている。「送り火の起源は『万燈籠』や『千燈籠』などと呼ばれる、室町時代以降に京都と周辺地域で行われてきた燈籠行事だと考えられる。万燈籠とは、戦乱で他界した多くの死者霊を弔うとともに、盆にあの世から戻ってきた先祖霊を供養し、この火に照らしてあの世へ送るための燈籠行事である。本来はきわめて素朴な送り火の行事がやがて華美に変身し、多くの人たちに見せるために風流化したのが万燈籠である」
万燈夜の灯りは東日本大震災の犠牲者を弔う意味もあるわけで、来場者を楽しませてくれるという以上に、送り火行事と相通ずる供養のための神聖な火でもあるのだ。

下山途中に見えた美しい月。ただ、この後天気が崩れて雪が降り始めてしまいます。

下山する人たちの多くが、LED懐中電灯で前方を照らしながら歩く。

上りのときには、雪灯籠が薄暗いながらも灯っていて、進むべき先を教えてくれたが、下山時には消えている雪灯籠も多く、そうなるとどこを歩いていいのか全く分からなくなる。
という訳でLED懐中電灯は結構必須アイテムなのだが、管理人はもちろん持っていない。どうにか暗闇に目を凝らしながら、少しずつ下山する。

五輪堂の様子

上りの時には、高岩神社と間違ってしまってすいませんでしたm(_ _)m今度また山登りで遊びに来ます😃

そして、21時半過ぎに参道入口に無事到着。細かい雪が強めに降り始めている。

この後、断続的に降り続く雪のなか、秋田市へと戻る。因みに帰りの国道7号で見た温度表示板は気温-5℃を指していた。

裸参りと言えば「ジョヤサ!」の掛け声とともに、男たちが降りしきる雪のなかを駆け抜ける、といった図式が管理人の中で出来上がっていたが、凍てつく藤琴川での厳しいながらも楽しげなギャラリーが印象的だった水垢離、ポツンと灯る雪灯籠の明かりだけを頼りに半泣きになりながらのソロ登山、まるで「光の海」のように広がって、まばゆいばかりの輝きを見せる万燈夜、積み重ねられた歴史が生み出す高岩神社の荘厳な佇まい、疲れた心身を十分に癒してくれた古毛里岩の焚火の炎‥
まるでジェットコースターのようにいろんな場面を楽しませてもらい、2時間半があっという間に過ぎてしまった印象だ。
荷上場の冬の風物詩として、これからもたくさんの人が集まると思うし、冬の夜の楽しい伝統行事を是非多くの人に体験してほしいと思う。


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