平尾鳥の悪魔祓い

2020年1月11日
秋田の祭り・行事は数々あれど、今回の行事をご存じの方は少ないのではないだろうか?
平尾鳥の悪魔祓い - まるでヒッチコックと横溝正史が合わさったようなおどろおどろしい名前だが、秋田市雄和平尾鳥に古くから伝わる来訪神行事で、県内に点在するナマハゲ類似行事(男鹿のナマハゲの影響を受け、かつ行事形態が類似する行事)の一つとされている。
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能代のナゴメハギ

2019年12月31日
前回の記事「角館祭りのやま行事」から2ヵ月半以上が経過した。
夏・冬に比べて数は少ないものの、その間ぽつぽつと伝統行事やお祭りが行われたが、都合が合わずどれも見に行くことが叶わず、そうこうしているうちに年の瀬を迎えてしまった。
そして年の瀬といえば、男鹿のなまはげ!ということになるのだが(3年連続で鑑賞しているし)、今年は趣向を変えて能代で大晦日を迎えることに決定。
目的は能代市浅内で行われる「ナゴメハギ」。男鹿のなまはげ同様の来訪神行事であり、なまはげ類似行事の中では男鹿に次ぐぐらいの県内知名度を誇る(と勝手にランキング)。
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豊岩のやまはげ

2019年1月13日
このブログを読んでくださってる皆さんであれば、男鹿のなまはげ以外にも秋田県内各地で同様の来訪神行事があることはご存知かと思う。
では皆さんにお尋ねしたい。「秋田で一番怖いとされているのは何処のなまはげでしょうか!?」
正解は秋田市「豊岩のやまはげ」です。ウォー!
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男鹿のナマハゲ2018

2018年12月31日
2018年11月に男鹿のナマハゲが「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されたのは記憶に新しい。
秋田随一の観光コンテンツとして日本国内での知名度は抜群だが、これからは世界の人々に知られる行事として脚光を浴びることになる訳だ。
その、なまはげ⤴️⤴️の機運に乗っかるかのごとく、3年連続となる大晦日のナマハゲ行事訪問を決定。
一昨年の北浦安全寺、昨年の北浦相川と来て、今年訪れたのは船越八郎谷地荒町
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男鹿のナマハゲ2017

2017年12月31日
今年も大晦日を迎えた。
大晦日といえば紅白でもガキ使でも、ましてや格闘技中継でもなく、もちろんナマハゲなのである。
ナマハゲ行事を鑑賞するのは昨年に続いて2度目
ナマハゲの実演が行われる真山伝承館や、なまはげ柴灯祭りに足を運びはしたものの、やはり白眉は大晦日に男鹿市各集落で行われるナマハゲ行事だろう。
「ナマハゲってどんなモノですか?」とか寝言みたいなことを言ってる人はまさかいないと思うが、もし知らなかったらこちらで勉強してね。
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なまはげ柴灯祭り

2017年2月11日
ここ秋田ではいよいよ冬の祭り・行事が盛んに行われている。
特に2月11日(土)・12日(日)の両日は劇的なほど行事が集中する。
規模の大きいところでは大館市の「アメッコ市」、湯沢市の「犬っこまつり」
近年そのフォトジェニックさが人気を集めている大仙市大曲の「川を渡るぼんでん」
知る人ぞ知る真冬の奇祭、仙北市西木町の「中里のカンデッコ上げ」
同じく仙北市西木町の「松葉・相内の裸参り」(ふんどし一丁の若者が凍てつく桧木内川で身を清めるって寒すぎるだろ)
字面だけでは中身が全く分からない仙北市田沢湖町の「なろか」などなど
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寺沢の悪魔はらい

2017年1月14日
大晦日の男鹿のナマハゲに始まり、年が明けて遊佐町のアマハゲと来て、今回も来訪神行事にお邪魔した。
秋田市雄和 寺沢集落の悪魔はらいである。
まさに、来訪神行事のラッシュなのだ。
冬のこの時期にしか見れないし、稲 雄次さんの著書「ナマハゲ」を読んで多少なりとも理解が深まったこともあり来訪神行事を可能な限り見てみよう、と決めてのことだった。
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女鹿のアマハゲ

2017年1月3日
「秋田の小さな祭りたち」という当ブログのタイトルに鑑みれば今回は番外編という扱いになる。
取り上げるのは「女鹿(めが)のアマハゲ」
女鹿はどこの市町村にあるかご存知だろうか?
「男鹿の下あたりじゃない?」とか言ってる秋田県民のあなた。ちょっと違う、いや全然違う。
女鹿は山形県飽海(あくみ)郡遊佐町吹浦(ふくら)の集落です。
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